協働ロボットの特異点とは?
シミュレーションで事前確認したいポイント
協働ロボットを動かしていると、『特異点』という言葉を耳にすることがありますよね。
ただ、「どんな状態が特異点なのか」「どう確認すればよいのか」は、最初は少し分かりにくい部分です。
今回は、シミュレーションで事前に確認したいポイントをご紹介します。

特異点はロボットが動きにくくなる姿勢のひとつです
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協働ロボットの「特異点」とは、ロボットの姿勢によって思いどおりの動作がしにくくなる状態を指します。
故障ではありませんが、特定の姿勢では関節の動きに偏りが生じ、速度が変化したり、意図した経路で動かしにくくなったりすることがあります。
普段のティーチングでは気にならなくても、実際の運用や複雑な動作で影響が現れることもあります。
まずは「こういう姿勢では注意が必要なんだ」と知っておくだけでも、動作を確認する視点が少し変わってきます。

動作できても安心とは限りません
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ロボットが目的の位置まで到達できたとしても、その経路が最適とは限りません。
例えば、特異点に近い姿勢では、動作速度が変化したり、関節に大きな動きが集中したりする場合があります。
見た目には問題なく動いていても、姿勢によっては実機で調整が必要になることもあります。
特に、サイクルタイムや干渉チェックだけを確認していると、こうした姿勢の変化は見落としやすいポイントです。
「ちゃんと動いたから大丈夫」と判断するのではなく、どんな姿勢で動いているかまで確認しておくことが、後工程の手戻りを減らすことにつながります。
シミュレーションなら特異点を意識した動作検証ができます
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シミュレーションでは、ロボットの姿勢や動作経路を事前に確認できます。
目標位置だけでなく、途中の姿勢や動作経路も確認できるため、特異点が発生しやすい姿勢になっていないかを検討しやすくなります。
例えば、アプローチする向きや中間点を少し変更するだけで、姿勢が大きく変わることもあります。
こうした違いを実機ではなくシミュレーション上で比較できることも、大きなメリットです。
実機で試行錯誤を繰り返す前に確認できるため、よりスムーズに動作検証を進められます。
動作ルートを見直すことで改善できる場合もあります
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特異点が発生しやすい場合でも、必ず大きな設計変更が必要になるとは限りません。
例えば、アプローチ方向を変更したり、中間点を追加したりすることで、より安定した姿勢で動作できるケースもあります。
また、ツールの向きやワークの配置を調整するだけで改善できることもあります。
シミュレーションで複数の動作パターンを比較しながら検討できることは、実機調整前ならではの大きなメリットです。
まとめ:特異点はシミュレーションで早めに確認しておきましょう
協働ロボットの特異点は、動作経路や姿勢によって発生することがあるため、実機で初めて気付くケースも少なくありません。
シミュレーションで姿勢や経路を事前に確認しておくことで、特異点が発生しやすい場面を把握し、より安心して実機での動作検証を進められます。
「実機で調整する前に確認する」というひと手間が、その後の作業をスムーズに進めることにつながります。
特異点は、最初からすべて理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは「こんな姿勢は注意なんだな」という視点でシミュレーションを見てみると、新しい気付きがあるかもしれませんよ♪

特異姿勢もシミュレーションで事前に確認できます
SF Twin™ Cobot 2.0では、特異姿勢近傍を検出し、シミュレーション上で警告を表示します。
実機で動作確認を行う前に、姿勢や経路を見直すきっかけとして活用できるため、より安心して動作検証を進められます。
詳しい機能については、お気軽にご相談ください。
